いんぷろに行ってきまして

「いんぷろ by 拡樹Ⅴ」というイベントに行ってきました。
https://www.instagram.com/p/BZKlZyRBMfpnlv8zgu05aXCra0977I34m0mp_80/

※雑なメモですのでちゃんとした(?)当日の内容は他の方を当たられた方が安全です。

会場のはなし

シダックスカルチャーホールA(Hall Information Guide)でした。
おおまかな仕様はサイト記載の通り。
あとは、写真とかから分かることもあるけど

  • 4列目から10センチ程度の段差。なだらか
  • 肘掛が幅広なので座席にゆったり感がある
    • 肘掛の下にスライド式のテーブルが格納されてる(使わなかった)
  • テーブルの兼ね合いもあってか座席前もゆとりがある
    • 移動時に立ち上がったり膝をずらしたりは必要なかった
  • ので、視界は後方でも概ね良好かと
    • さすがにステージ上で寝そべったり座ったりされると見づらかったり見えなかったりはする
  • ステージ高はおよそ50センチ。ステップ1段で上がれたので、たぶんそんな
  • 最前列からステージまでは椅子を開いた状態で1メートルくらいかなぁ
  • 今回はセンブロ両脇?と最後方壁沿いにパイプ椅子、でおそらく計150席程度
    • 特に不便を感じなかったので通路も広いんですね
  • 女子トイレは個室4つ(和1/洋3)
    • ほぼ女性だったので結構並ぶ。音姫
  • ホールはビルの8階なんだけど、建物入ってすぐのエレベーターはすぐ上に見える中2階みたいな受付階行きだよ気をつけて

イベントのはなし

即興=Inprovisationからのタイトルどおり即興劇をいろいろやりまーす、というイベント。(超ざっくり)
ひろきくんの他にお二人(と事務所の後輩くん2名の最大5名)で、一緒に即興のお芝居を編んでいきます。
年に一度、事務所の創立記念的な位置付けで開催してきてこれで5回目。
毎回新しいことを取り入れていて、今回も新しいことやりますよと。

前段として受付時にいろいろ貰った中に3*8センチくらいの片面ラメの紙片があって、前説までの間に我々観客にそれぞれ単語とか簡単な台詞とかを書かせて集めてます。
この紙片をペーパーズと呼ぶ、とのこと。

前説

紙片回収の途中から目もとの涼しい黒スーツくんが入ってきてうろうろしてたんだけど、最終的に腕を組んで足は肩幅に、ステージのスクリーンを見上げ続けてた。
ちなみにスクリーンには、今回のメインイメージみたいな位置付けなのかなぁ、大変良い感じの*1ひろきくんのお写真が投影されてます。

こっちに背を向けたままあんまりにも長いこと見上げているもんだから、なんだか面白くなってきてしまうなぁって頃、ちょっと甘い印象の小柄なスーツくんが現れて、やっと彼らがこの会場の警備スタッフ(という役どころ)だと判明。

ひととおりのやり取りでグッズ紹介と諸注意を展開してくれた2人がひろきくんの後輩だそーだ。
クール系(村上 渉 (@0220Mw) on Twitter)と、かわいい系(森遼 (@moriryo0314) | Twitter)。

秘密の言葉、秘密の行動

これは毎回やってるやつ。わたしもひとさまのサイトで読んでたぞ。その割にタイトルうろ覚えだけどな。
ひろきくんにはヘッドホンでガンガンに曲を流して聞こえないようにした上で客席からキーワードを貰って、それを2分の間に言わせたりやらせたりすべく誘導していく。
2人はあからさま過ぎないヒントを出しつつ、ひろきくんは客席を含めた周りの反応で探ってく……みたいな全方向からの空気の読み合いは、なんだろな、ちょっとジェスチャーゲームみたいな感じを受けた。
イベントの入りとしては初見でも分かりやすいし場に馴染みやすいかと。

最初が「言葉」で、「親知らずが痛い」。
診察室から治療を終えたひとが出てくるところから始まって、「虫歯が痛い」までは行ったんだけど親知らずにはたどり着けず。
お母さんの「遅かれ早かれ(抜くんだから)ね」は良い誘導だなと思ったので惜しい。

次いで「行動」は「縄とびを跳ぶ」。
ボクシングジムに登場したところにどんなトレーニングをしてるか後輩が訊いてきたり、コーチがアドバイスを投げて促したり。
縄とびを手にして、さあ!……と見せかけて伸びをしてみたりと余裕の肩透かしを入れつつ、時間ちょうどで縄とびを跳べました。

半分劇場

ここでりょうくんが加入。

ペーパーズからタイトルを貰って、まず即興で1分の芝居を作る。
タイトルは「統合する」。
複数の小学校の「統合」を控え、各校のPTA代表(および代理)が何らかの名簿を持参してくる。
最後に「子どもがゴネているからこの統合は取りやめだ!」という保護者が乱入気味に登場したのに対して、4校も関わっているんだから取りやめなんてできないと反論。
取りやめだ!の親が、思っていたよりも統合される学校数が多くて驚いたところでタイムアップ。

次にそれを30秒で演じる。
さらに15秒、7.5秒、3.25秒と半分に圧縮していくというもの。
なんかねぇ、ちゃんと縮まってくんだよ……。
ひとりひとりが順番に話に加わって喋ってくっていうのがきちんとしてたのはあるけど、その中で自分の持ち分をどう縮めるかっていうのは工夫が要ると思うからね。
わたしはこれが1番面白かった。
形も、仕上がりも。

スペース・ジャンプ

わたるくんもここで登場。

これはねぇ、ルールが凝ってた。
まずペーパーズからタイトルを貰って1人で30秒の芝居を作る。
時間がきたところでポーズして1人加わる。
入ってきたひとはその静止してる姿から全く新しい芝居を始める。
また30秒で2人して静止、1人加わって新しく始める。
繰り返して5人目が加わったところで1分間のお芝居。
時間がくると最後に入ってきたひとが抜けて4人になる。
4人で一つ前の(4人のときに演じた)話の未来にあたる話を30秒。
また1人抜けて、さらに一つ前の(3人のときに演じた)話の未来を。
そうやっていつかの未来を描きながら1人ずつ抜けていって、最後に1人で、最初の話の未来を演じる。
ってこれ後日読んでみて自分で理解できるんだろうか……ややこしいぞ。

最初のタイトルは「寂しさで胸がギュッとなるんだ」。
自分ひとりしかいない遊園地→ピンポンダッシュ→お金がない!→お前だけ釣れてない→水槽のイソギンチャクと仲間たち
みたいな、感じ。わたしにはうまく文章化できない( ˘ω˘ )

名作1分

りょうくんが抜けて4人に。
客席からいわゆる「名作」のタイトルを貰って、それを1分で演じるというもの。
別の回で出て来たのは〜という例が童話ばっかりだったからか、今回も候補はみんな童話だったんだけど、わたし咄嗟に浮かんだのが「嵐が丘」だったよヒースクリフ。さすがに黙ってました。

選ばれたのは「マッチ売りの少女」。
決まった時の板の上のゴクリ…感は今思い出してもじわじわ来るものがある。
(「攻めるね…」とも言ってたしな)

マッチの炎の向こうにお母さんの作った温かいご馳走が見える……!あたりで1分がきてしまいました。
「死んじゃうんだよね……?」みたいなラストは頭にあったみたいなんだけど、たぶんみんながそのくらいのふわっとした理解だったのが厳しかったのかなぁ。
そう思うと話の筋そのものと言うよりラストからの逆算の、なんだ、共感?が必要……なの、かな……?

ブック

さて、わたるくんも抜けて3人に戻ってきました。

こんどは客席から「文字の書かれた紙」を募る。
ひろきくんはそこに書かれている文字だけを使って芝居をしなければいけないらしい。
それだけに小説とかだとけっこう台詞が載ってることで普通に喋れてしまうのでw、他のものが良いな〜と困らせ隊であるお二人が言うんですよ。
他の回だと、幼稚園か何かのおゆうぎ会のチラシがなかなかの難易度だったらしい。
確かにそれは強そうだ。

今回は福岡の観光情報誌(る◯ぶ)。
パッと開いた見開きページに載っている言葉だけを使います。
タイトルは例によってペーパーズから「宝塚」。
あらすじ:男子も採用することになった宝塚のオーディションに挑むのは、『福岡』では『人気急上昇』中で『新しい劇場』(うろ覚え)での『旗揚げ公演』(なんか違った気もする)の野望を抱くひろきくん。得意とするのは『とりまぶし』で、他にも『シルバニアガーデン』(うろ覚え)なるものがあるというが——。

ちょうど開いたページに「劇場」とかそれっぽいキーワードどころかまんま「宝塚」まであったとか。
なんだその引き。さすがに受け答えはbotじみてはいたけどw
ちなみに「とりまぶし」は、どこか嫋やかさを覚える舞いでした。
なんちゃらガーデンは尺の関係で見られず。

ペーパーズ

自分のためにすっごい分かりやすく書いておくけど、AD-LIVEのソレね。
タイトルと舞台となる場と、一定時間経過後に鳴るSE(3人の演者は何の音が鳴るのか知らない)だけ決まっていて、あとは演じながら要所で紙を引いて台詞に織り交ぜながら…というやつ。

わたるくんとりょうくんが2枚ずつ裏返した画用紙を持ってるので、客席にひとつ選んでもらってそれが舞台になります。
無人島。

タイトルはペーパーズから。
北海道。(おいwww)

そしてわたるくんとりょうくんが手にしたカードの束から無作為に客席に選んでもらった3枚が、途中で鳴るSEに。
1分後に、学校のチャイム。
3分後に、銅鑼。
5分後に、パトカーのサイレン。

——気がつくと浜辺(推定)に居た。どうやら流されてしまったようだ。
自分の現在地も分からず、辺りには家も見つからない(推定)。
途方に暮れかけていたところ突如現れた白衣の男に誰何の声を投げつけられる。
ここは無人島と聞いていたのにひとが居るではないか、お前は何者だ、と。

そんな始まりを見せた物語は、蛸人間だとか人体実験だとか口封じだとか、なかなか物騒な展開を見せる。
こっちとしては、いずれパトカーのサイレン音が響くことを知っている訳だから、こてこてに怪しい要素たちは妙な緊張感を帯びて聞こえてしまう。
でもまあペーパーズの傍若無人な(関係ないとこで書いてるんだから当たり前だ)言葉たちとお互いに投げ合う球にどうしたって掻き回されてしまうんだけど。

知ってはいけないこと(蛸とか)を知ってしまったひろきくんは消されるか、実験台かみたいな窮地に追いやられるんだけど、まさかの金で解決を提案。
なんかそれで良しとされて解放。
島を抜け出そうとするものの、どうしても昨日食べた蒟蒻の味を忘れられなくて、この場を去る前にもう一度と探し回る。
たまたま遭遇した海賊に、この地では蒟蒻を手に入れることはできないが、海の向こうに見える島影=北海道にならたくさんあることを教えてもらい海を渡ることを決心し、その一歩を踏み出す。

うーん……これに限らずだいぶ記憶は怪しいものの、でも、だいたい、こんなだった、はずなんだけど書き出してみるとどうにも頭おかしい。
いや、まあ、それが面白みなんだけど!

幕間(ある意味)

組み上げていく工程とか出来上がった話自体の面白さはもちろんあるんだけど、
相手の動作を追う目線とか小道具に伸びる手とか踏み出そうとするつま先とか、ありとあらゆるところで神経を張って情報交換してる(んじゃないかなーって)ところがとにかく面白かった。
コミュニケーションの、あまりにとんがった一形態というか。
何言ってるのかよく分からないね、ごめんね。

この即興劇パートで概ね1時間だそうです。
あっという間っちゃそうなんだけど、あんまり長時間だと観てる方もかなり消耗する類だよね。
これでメインのとこは終了。
このあとは人によってはこっちがメインなのかもしれない握手&チェキの部。
前方上手の席から始まって、同時に物販も開始でした。

握手とチェキ

黒目がすごい大きかった(:レ)


もうちょっと実のあることも書いとくと、
パーテションに囲まれた中で椅子に並んで座ってチェキ撮って、握手して、お話しして、そうこうしてるうちにチェキも貰えて捌けです。
前回参加された方に聞いたら、その時は恋人つなぎ*2で撮ってそのままお話だったらしいので、そうじゃなくて本当に良かった……。

うわぁ!という顔で写ってたので身内でひととおり笑ったらあとは墓場まで持っていこうと思っています。おつかれさまでした。

*1:何の説明にもなってない認識はある

*2:ポーズなし、という選択肢もある